京大病院の小児がん診療他診療科との連携

京大病院の小児がん診療 他診療科との連携

がんセンターのノウハウ活用

当院は2007年に国立大学病院として日本で初めて『京大病院がんセンター』を設立。以来、総合病院の強みを活かし、全ての診療科が参加した集学的治療、チーム医療の実践により個々のニーズにあう高度ながん医療を提供してきました。その後は2010年6月の『積貞棟』(任天堂・山内 溥様からのご寄付)の開設を機に、さらに効率的で質の高い集学的がん診療を展開しています。また、がんセンターでは、がん患者さんが安心して医療を受けるための支援(地域連携・緩和ケア・がん相談など)や、がん診療専門医療職の確保・育成、臨床研究を介しての新しいがんの治療法の開発にも力を入れています。こうしたノウハウを小児がんにも適応し、小児がん拠点病院として積極的に活用しております。

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がんセンターのノウハウ活用

総合病院としての他診療科との連携

京大病院がんセンターは「外来がん診療部」「入院がん診療部」「がん診療支援部」「がん教育研修部」「がん医療開発部」「がんゲノム医療部」の6部門から構成されています。各部門に複数の診療科・部門から医療スタッフが参画し、有機的に連携することにより、横断的な集学的がん治療と臨床開発、人材育成が可能になっています。
小児がん診療はこのような中で小児の特殊性に配慮しつつ、成人がん領域から独立させずに展開されています。これが、大学病院のがんセンターと連携できる小児がん拠点病院である当院の特徴で、最大のメリットと言えます。なぜなら、小児がんの種類や併存疾患、がん治療による副作用によっては、小児科だけでは対応できず、血液内科、脳神経外科、整形外科、 小児外科や放射線治療科、化学療法科などとの連携が必要になるからです。また、小児がんは治療期間が小児期から成人期へとまたぐ場合があり、途切れることのないシームレスな診療体制が必要だからです。小児がん拠点病院として、これらのノウハウをすべての小児がんに応用しております。

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