小児血液専門医を目指す先生方へロードマップ

小児血液専門医を目指す先生方へ ロードマップ

専門医を育てるための院内での取り組み

大学病院という性格上、これまでも若手医師の教育には力を注いできましたが、拠点病院に選定されたのを機に、再度研修プログラムの見直しと強化を行いました。
小児がん診療では、専門の施設で、正確な診断をした上で、標準的な治療をすることが基本となります。その基本的能力を確実なものにするために、できるだけ多くの症例を経験させること、一例一例を掘り下げる姿勢を身につけさせること、他者の意見を聞いて自分の意見も伝えるコミュニケーション能力を養うことなどを重視しました。
具体的には入門プログラム(卒後2〜4年)、養成プログラム(卒後5〜10年)、強化プログラム(卒後10〜15年)と、段階ごとに研修内容を組み立て、実践的に治療の現場に関わりつつ、病理診断の勉強会や論文の抄読会などにも参加しながら、バランスよく能力を磨けるよう配慮しています。

● 京都大学小児科の日本小児血液・がん専門医研修プログラム

京都大学小児科の日本小児血液・がん専門医研修プログラム

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日本小児血液・がん専門医になるためのタイムスケジュール表

小児科は専門領域が多岐にわたるため、多彩な一般小児疾患を偏りなく診療出来るオールマイティーな能力の習得とともに、各領域の高度な専門医療の経験が必要となります。小児医療に関して優れた医師を育成する目的とし発足された小児科専門医制度や、小児血液・腫瘍性疾患を専門とする優れた医師の育成を目的とし制定された、日本小児血液・がん学会専門医および指導医制度に従い、日本小児血液・がん専門医および指導医になるためには、以下のタイムスケジュールに示すような臨床研修、学会および紙面発表が必要となります(なお、当院は小児科学会専門医研修施設、日本血液学会血液研修施設、日本がん治療認定医機構認定研修施設、小児血液・がん専門医研修施設に選定されています)。

● 日本小児血液・がん専門医になるためのタイムスケジュール表

日本小児血液・がん専門医になるためのタイムスケジュール表

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